葡萄酒色のペンダント
繊細で柔らかな細工の金の台座の中心に一粒、葡萄酒色の石が置かれています。この赤は深い黒みを帯び、しかし表裏ともに綺麗にカットされているため時としてその暗さを脱ぎ捨てて軽やかに煌めきます。また、裏側からも光が入るようになっており、全体に光を浴びると赤紫の葡萄を思わせる色味へと変わります。葡萄が芳醇なワインへと変貌し、ひと時、華やかな祝宴を彩る様を思わせる、深い色味、光と影を持つ石です。
売主からの情報ではこの石はアメジスト、あるいはアルマンディンガーネットとのことです。
周囲にはシードパールが配置され、台座は9カラットの金で造られています。純金は白味を帯びた金色なのですが、それに混ぜ物をすることでより赤みを増したこの素材はローズゴールドなどとも呼ばれています。虹色の艶をまとった白いシードパール、ローズゴールドの細やかな曲線、そして中央で様々な表情を見せる一粒の石。その全てがとても優雅に調和しています。
20世紀初頭、1910年までのエドワード朝のイギリス製。
サイズは全体が約2.4×2.4センチ、チェーンは現行品で長さが約44センチです。
石については買い付け時の情報により、その後、正式な鑑定はしておりません。
古いものですので金の台座に若干の歪みが、他にも若干の傷や汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。