三日月のケース
三日月の形をした金属のケースです。小ぶりなサイズですが、そのリアルな表情、透き通ったガラスのどんぐり眼がとても印象的です。もとは携帯用のマッチケースだったようで、頭の部分がパチリと開閉する蓋になっています。ちょっとした小物入れやピルケースにも素敵ですね。
素材の真鍮は長い時の流れを経て金色がはげたり黒みを帯びたりと味わいを深め、陰影を増した顔つきで何かを語り始めそうです。それは長い間空から眺めた数えきれない物語があることでしょう。
このタイプのものは目が取れている事が多いのですが、両眼とも備わっているのは少し珍しいです。口に穴が空いていて、ここにマッチを立てられるようになっています。
19世紀ヴィクトリア朝の終わりから20世紀初頭エドワード朝のイギリス製。
サイズは顔の上下が直線で約5センチです。
古いものですので傷、擦れ、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。