爽やかで瑞々しい大ぶりのガラスが若草を思わせ、古色を帯びた鈍い金色の輝きは時の流れを越えて来た威厳を感じさせます。それは早春の清々しい大気の中にあって、新たに柔らかく萌え出る生命の力を目の当たりにするかのようです。
綺麗にカットされた軽やかな黄緑色のガラスは美しい透明感があり、金属の部分は金張りか金メッキかははっきりしませんが、金よりも少し赤みを帯びていますので、金に混ぜ物をして色味を整えたローズゴールドを張ったものとも思われます。一足早く早春の息吹を身にまとってはいかがでしょう。

19世紀、ヴィクトリア朝のイギリス製。サイズは、ブレスレットの直径内寸が約6×5.5センチの楕円形です。ブレスレットは切り離せますが大きくは広がりませんのでご注意ください。
古いものですので傷、サビ、汚れがあります。