謎の印章
アメジストではないかと思われる印章面がよい感じに摩耗している印章です。「謎の印章」と名付けたのは、そのせいで彫られた3つの文字がはっきりしないからです。色々と努力の結果 "AXE"「戦さで使う斧」ではないかと思われますが、そもそも何故そのような文字の印章を作ったのかも謎です。単語ではなく、誰かの、あるいは何かのモットーの頭文字をとったものかも知れず、謎はいよいよ深まるばかりですが、それも古いものの面白さと思し召してお許しいただき、時空を超えた世界に迷い込んでいただければ幸いです。
印章はかっちりとした枠にはめ込まれ、こちらもよい感じに丸みを帯び、滑りのある光沢が素敵です。持ち手は植物をモチーフにした蔓模様が施され、こちらも何処と無く謎めいています。こちらは金メッキよりずっと層の厚い9カラットの金張りで、素材そのものの質感がお楽しみいただけます。
19世紀終わりから20世紀初めの頃、ヴィクトリア朝からエドワード朝のイギリス製です。
サイズは、印章面が直径約0.8センチ、枠を含めると約1.2×1センチ、持ち手の高さが約2センチです。チェーンは現行品で長さが約43センチです。
古いものですので前述の摩耗の他、傷や汚れがあります。
印章面の石については正式な鑑定はしておりません。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。