真鍮の砂時計
少し古色を帯びた真鍮がとてもよい質感の砂時計です。比較的大振りで、ガラス部分が外枠にしっかりと固定されており、壁面にねじ止めして本体をぶら下げる同じ素材のフックもついています。砂時計はぶら下がった状態でくるりと上下が回転しますので、壁面に下げて使うことができ、本体が445グラムと重量があるので多少の揺れではフックから落下することはないと思われます。お品物の雰囲気から船舶で使用している姿も想像されますが、実際にはひどく船が揺れれば落下してしまう恐れもあり、その辺りは定かではありません。
正確な電波時計などが普及している現代ではいかにもアナログな道具ですが、砂時計は時代を超えて「時間」の、それも「儚く過ぎゆく人生の時間」の象徴であり、人生の旅を行く船のキャビンで揺れている様を想うのも一興でしょう。
製作国などの詳細は不明ですが、ドイツあるいはイギリスで、20世紀前半までのものと思われます。砂の落下時間は大体28分20秒前後でした。
サイズは、高さが約13センチ、外枠上下の円盤の直径が約7センチです。
古いものですので傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。