銀線細工のペンダントとすみれのポストカード
マルタ十字をモチーフにした銀線細工に美しくカットしたペーストガラスを散りばめたペンダントです。金属部分の素材はシルバーと思われますが、その繊細な銀線細工は柔和な優しさを、その中央に配置されたペーストガラスの明るい紫は上品な快活さを、その周囲の透明な煌めきは高貴な華やかさを漂わせています。
このお品の製作は1900年前後のイギリスですが、ビクトリア朝を通してペーストガラスは進化を続け、高貴なご婦人のパーティドレスを飾るまでになっていました。そのペーストをふんだんに使って表現された美しさをどうぞお楽しみください。
ポストカードは、このペンダントによく合う雰囲気の、新年のご挨拶のすみれのカードで、裏には実に流麗な筆記体でメッセージがしたためられています。1916年の大晦日の日付があり、このペンダントが世に出てから少し後、ほぼ同時代のカードです。投函されておらず、直接手渡されたもののようですので、どんな方がどんな方へなどと想像するのも楽しいかもしれません。
ペンダントのサイズは約4.5×4.5センチ、チェーンは現行品で長さが約43センチです。なお、素材については買い付け時の情報により、ホールマークの確認などはしておりません。また、銀線細工の上部、2つの角に歪みがあります。
ポストカードは約9×14センチです。
どちらも古いものですので、上記の歪みの他、傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。