大型のアペリティフプレートです。渦巻く星雲を造形化したような意匠はモダンでファンタスティック。天空への夢や憧れのわくわくする気分が湧き出してくるようです。
素材のオパールセントガラスはぼんやりと青白い幻想的な佇まいで、光が当たるとアプリコットの遊色が浮かび上がる特徴があります。こちらのお品は縁に盛り上がりがなく、表は平たい板のようになっており、裏にガラスを盛り上げて模様と脚を造っています。そのため薄い靄の中に光を含んだ星の粒が渦を巻いているような景色になり、光の加減でその星ひとつひとつに宿る光と陰の表情が変わっていきます。また全体がうっすらと遊色に染まる瞬間もあり、宇宙に夕焼けは存在しないでしょうが、なんだかそんな風景に見えてきます。夢と現を行き来するような幻想的なお皿に果物やチーズを盛り合わせたら素敵ですね。

こちらはアペリティフプレート1点の販売で、画像にある小型のコースターは別売です。

1920年代から30年代のアール・デコの時代のフランス製。サイズは直径が約22.5センチ、テーブル面からの高さが約2センチです。
古いものですので、表面にナイフなどでついたと思われる傷があり、ガラス内に製造時からの気泡もあります。