19世紀ヴィクトリア朝の印章で、そこにはフランス語で "VERITE"「真理」と彫られています。ヴィクトリア朝なのにフランス語とはとも思いますが、パスカルも真理の定義をする際にはこの語を用いていますので、そういうことにちなんで敢えてフランス語を使ったのか、あるいはフランスで製作されたものなのかも知れません。黒い印章面にひと言「真理」とは、とても凛として潔い造りです。
持ち手は透かし細工になっており、小振りですが手の込んだ意匠です。

19世紀、イギリスあるいはフランス製。サイズは、印章面が直径約0.9センチ、持ち手の高さが約1.5センチです。チェーンは現行品で、長さが約43センチです。
古いものですので傷、歪み、汚れがあります。