オパールセントガラスの聖テレーズ
十字架と花束を胸に抱いたオパールセントガラスの聖テレーズ全身像です。オパールセントガラスはガラスらしからぬ柔らかい質感で青白い光を含み、光線の加減でアプリコットの遊色が浮かぶ特徴があります。特にこちらの像は透明感があり、その青白い佇まいの時も、淡い遊色が浮かんだ時も、まるでテレーズそのものが光でできているような雰囲気になります。その透き通る中に光を宿す佇まいは石膏像などでは見ることのできない神々しさです。
聖テレーズは信仰心篤く、16歳で修道女となり、19世紀末、24歳の若さでなくなるまでを修道院で過ごしました。亡くなる直前に「私は天から薔薇の雨を降らせましょう。」と言い遺し、その死後、彼女のとりなしによるとされる奇跡は現代まで続いています。異例の早さで列聖され、病人、弱い者、子どもなどの守護聖人であるとともに、ジャンヌ・ダルクに次ぐフランスの第二の守護聖人とされています。
20世紀前半までのフランス製。サイズは高さが約13.5センチです。
古いものですので若干の汚れ、傷があります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。