植物をモチーフにした曲線の中に鳥の頭部と思われるものがのぞいています。銀と思われる素材も古色を帯びて陰影を増したよい質感ですが、なんとも謎めいたお品です。かなり大振りの金属製のピックでその意匠も素晴らしいのですが、その用途がはっきりしません。パーティに出席する際などに思い切って盛り上げたヘアースタイルに挿したものかも知れず、はたまた服飾品などを留めるピンなのか、何れにしても大きいのですが通常よりも少しヴォリュームのあるものをお探しの方にはよいかも知れません。ペーパーナイフとしても使えそうです。
両側をGで挟まれた王冠などの刻印があり、調べた限りでは該当する国やマークがないのですが、素材はシルバーのようです。
意匠、雰囲気はとてもよいのでインテリアとしても素敵ですし、どうぞ使い道をお考えになってください。

製作年、製作国などははっきりしませんが、20世紀初め頃までのものと思われます。
サイズは約28.5センチです。
古いものですので傷、汚れがあり、若干の曲がりがあります。また、長さがあるので、身につけてお使いになる場合は十分にご注意ください。