ケース入りメカニカルペンシル
手作業で彫金された美しいメカニカルペンシルです。植物をモチーフにした装飾が生き生きと浮き彫りにされ、見事な立体感のある細工がやや黒みを帯びた、その落ち着いた質感と雰囲気が本当に素敵です。チェーンをつける環のホールマークらしき刻印が不鮮明で読み取れませんが、素材はシルバーではないでしょうか。小振りですがペンダントとしてちょうどよいサイズです。
付属のケースはパリにある宝飾店 "CAILLOT, PECK et GUILLEMIN Frères" のもので、このペンシルのオリジナルと思われます。ペンシルの方も大変よい状態ですが、このケースは本当に特筆すべきよい状態ですので、こちらのお品はデッドストックかも知れません。
メカニカルペンシルは芯が出る方と反対側のチェーンがついているヘッド部分を引くと、先端の穴から芯がニョキッと出る仕組みになっています。短い芯しかつけられませんが、一緒に出てくるホルダーに芯を取りつけて使います。
残念ながらそのホルダーに合う直径の芯が現在、弊店にないので、芯をおつけすることができません。文房具店でご相談いただくか、やや太めの芯を紙やすりで少し削ればちょうど合うサイズの芯を入手できると思います。
19世紀後半から20世紀初頭のアール・ヌーヴォーのパリ製。サイズは約4.8センチ、チェーンは現行品で長さが約43センチです。
古いものですので若干の傷、汚れはありますが、時代の割りには大変よい状態です。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。