大型でずっしり重い真鍮製のリアルなミミズクのペーパーナイフです。球体の上にミミズクが1羽、厳しい眼差し、凛として堂々たる佇まいです。古くからフクロウは知恵の象徴などとされますが、このミミズクも負けてはいません。また、ミミズクはよく物音を聞き分けることからお守りとする所もあるのです。
素材には長い年月を物語る古色が降り積もり、大振りなこのお品の存在感をさらに増しています。この素敵なデザインと質感は身近に置くステーショナリーに相応しいものです。アンティークなデスクにはしっくりと溶け込みますし、モダンなデスクトップにあればその周囲の空気を少し変えてくれることでしょう。

実はウルグアイの方から買い取りました。19世紀、当地にはヨーロッパから多くの移民が入っており、イタリア、スペイン、フランスの他、イギリスから移住して地主となる人たちもいました。そのようなわけで19世紀から20世紀初頭にヨーロッパで作られたものかも知れません。
刃の柄に近い部分にいくつかの数字が刻まれていますが、その意味は今となっては不明です。
サイズは柄も含めた長さが約20.5センチで、重さは200グラム以上あります。
古いものですので傷、汚れ、歪みがあります。