不透明な黒いガラスの花瓶です。曲線と直線が絡み合い、小さな球がそこここに踊る不思議な意匠です。ガラスらしからぬ柔らかい印象とも言えますが、焼き物にはない硬質な艶も感じられ、その質感もなんとも不思議です。
神秘的な雰囲気をまとった深みのある黒の花瓶はやはり素敵で、そこには真紅の薔薇など合わせてみてはいかがでしょうか。

1940年まで、アール・デコのフランス製。サイズは、高さが約11センチ、開口部の外寸が約7センチです。
古いものですので汚れがあります。