悪魔と食事をする者には長いスプーンがいる
悪魔がボウルを抱えてスプーンで何かを食べています。顔にうっすらと笑みを浮かべ、一見穏やかな表情ですが、悪魔ですから腹の中では何かを企んでいるのか知れたものではありません。横に座った修道士のような格好の人物がそのボウルに怖々とスプーンを伸ばします。
下に "Who Sups with the Devil needs a Long spoon" 「悪魔と食事をする者には長いスプーンがいる。」の文字が見えます。これは "He who sups with the devil should have a long spoon." とも言われますが、要するに「悪い仲間と付き合うときは距離をとって、悪い影響を受けないように用心しなさい。」という諺なのです。
悪魔と修道士が一緒に食事をするこの場面を見れば、この諺の意味も文字通り一目瞭然ですね。
このカードは「ステレオグラム」、「ステレオスコープカード」と呼ばれ、ステレオヴューワーという装置を使って見ると見事に立体的なひとつの画像になるという、19世紀の3D写真なのです。少し練習すればステレオヴューワーを使わなくても立体視できるそうですから、試してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、左右の写真は同じものに見えますが、実は左右の目で見る像がそれぞれ少しずつ違うように、この左右の写真も少しだけ違うものなのです。
1900年頃のイギリス製。サイズは17.5×9センチです。
古いものですので傷みや汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。