とても艶やかで瑞々しいオパールセントガラスの首飾りです。綺麗に磨かれ、しっとりと落ち着いた佇まいの青白い半球の中を淡いアプリコットの光が踊ります。その輝きは光の加減や角度でまさに変幻自在。あるときは青白い球の端に一粒キラリと現れ、またあるときは動きとともに移動し、また複雑な造形が球を染めて拡がる幻想的な表情にもなります。それはまさに捉えようとして果たせない、現れては消える悪戯な妖精のようです。
台座は曲線を幾何学的に配置したアール・デコの意匠で、古色を帯びて鈍い輝きを残す質感は、オパールセントガラスの神秘的な雰囲気をさらに増しています。

1920〜30年代のイギリス製。サイズは首飾りの部分が約13センチ、ガラス一粒が直径約1センチで、チェーンを含む長さが約42センチです。チェーンもこのお品のオリジナルです。
古いものですので若干の汚れや傷があります。