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ハレー彗星のポストカード

「この世の終わり」シリーズのポストカードはいかがでしょう。ここには1910年にハレー彗星が地球に最接近した時の狂騒劇が面白おかしく描かれています。当時、ハレー彗星の尾には毒があると言われ、その毒消しの「彗星薬」が売れたり、全財産を使い果たす人や自殺者までも出たとか。
こちらには仏自動車メーカーのクレメント・バイヤードが開発した飛行船が描かれ、「クレメント・バイヤード2号で月まで逃げよう」「一人2フラン」などという看板が掲げられています。お金を抱えてめかし込んだ上流階級の人々、化粧道具を落として慌てる婦人などが風刺的なタッチで描かれています。
ちなみに、クレメント・バイヤード社の飛行船は実在し、当時、主に軍用として製造されていたようです。
隅々まで凝っていて、当時の雰囲気を知るものとしても面白いのですが、イラストレーションとしても可愛いですよね。当時の人々は大真面目だったのでしょうが、ファンタスティックでなんだか楽しそう!
なお、このハガキはまさに1910年に使われたものらしく、その日付が書かれています。

1910年、フランス製。サイズは約13.7×8.7センチです。
古いものですので、傷や折れ、汚れがあります。

こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。

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