ブリストルブルーの印章
深いコバルトブルーが美しいガラスの印章です。イギリスの古いガラスで綺麗な深い青色のものは、かつての名産地の名前からブリストルブルーと呼ばれています。18世紀、ブリストルで酸化コバルトをガラスに混ぜることで美しい色が生み出されましたが、こちらのお品もブリストルブルーと呼ぶにふさわしい色味です。
印章には、蔦が絡まる石柱の周りに"FAITHFUL IN ADVERSITY"と彫られ、「逆境にあっての忠実さ」とでも訳しましょうか。原典はラテン語で、キリスト教では「逆境にあっても神に忠実であれ」という教えであり、後にイギリス陸軍医療軍団のモットーともなりましたが、そこでは「逆境にあっても任務に忠実であれ」というような意味になるでしょう。
つまり、この印章を持つ人によってその意味は変わってくるわけですが、人生の苦しい時期にあってあなたは何に忠実であろうとするのでしょうか。
意匠がかなりくっきりと取れ、厚みがありますので、このまま封蝋に押してもお使い頂けます。また金属加工のお店にお願いして、指輪やペンダントに加工されても鮮やかで美しいと思います。
ヴィクトリア朝よりも古く、1830年までのイギリス製。サイズは、印章面が約1.2×1.5センチ、全体の厚さが約1センチです。
古いものですので傷や小さな欠け、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。