ホーリーカードには聖母マリアに導かれる様子が表情豊かに描かれ、十字架にマリア様を表す百合の花とロザリオも配置された細かく手の込んだ仕上がりになっています。
メダイはマリア様の横顔と、ルルドの洞窟で少女ベルナデッタが貴婦人と出会う様子が表裏になっていますが、古色を帯びた銀色がとてもよい雰囲気です。
19世紀中頃、ベルナデッタは彼女の地元のルルドの洞窟で貴婦人に会います。その後、いくつかの奇跡を経て、キリスト教会はこの貴婦人がマリア様出現の奇跡であると認め、この貴婦人はルルドの聖母と呼ばれるようになりました。ベルナデッタは修道女として35歳で一生を終え、その後列聖されます。彼女は写真を撮影された歴史上初の聖人となるのですが、彼女もマリア様に導かれたひとりと言えるのかもしれません。

メダイ、カードともに19世紀から20世紀初め頃までのフランス製。サイズは、メダイが約1.5×2センチ、チェーンは現行品で長さが約43センチ、カードは約8×12.2センチです。
どちらも古いものですので傷みや汚れがあります。