騎士の印章ペンダント
黄水晶に、兜と甲冑を身に着け、ヒゲを生やした騎士の横顔が彫られています。何の文字も加えられてはいませんが、その武骨な戦士の横顔が元の持ち主のモットーを語っていたのかも知れません。元は懐中時計の鎖などにつける装飾であり、同時に手紙の封蝋に押す印章でした。手紙を受け取った人も封蝋に押されたこの印影を見て、「あぁ、あの人らしいな。」などと思ったのでしょう。
植物をモチーフにした持ち手は手が込んだ細工で、優雅でありながら力強さも漂わせています。素材は合金に銀色の彩色をしたもののようですが、長い年月、実際に使われたようで、摩耗して滑る質感がとてもよい雰囲気です。
ヴィクトリア朝より前、ジョージ王朝時代の様式ですので、19世紀初め頃のイギリス製でしょう。
サイズは、印章面が約1.4×1.7センチ、持ち手の高さが約2.5センチです。チェーンは現行品で長さが約42センチです。
古いものですので、若干の傷や汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。