ワイン杯の印章ペンダント
黄水晶の印面に古代ギリシャのワイン用酒杯キュリクスと思われる絵柄が彫られた印章です。キュリクスは古代ギリシャのシンポシオン「酒宴」で使われた酒杯で、参加者は半ば横たわりながらこのキュリクスのワインを干したのです。
元の持ち主はお酒好きだったのか、ワインと酩酊の神ディオニューソスに心を寄せていたのか、他に何か意味やモットーを表す象徴だったのか、時空を超えて色々と想像は膨らみます。
持ち手も同じようにキュリクスをかたどった足つきの壺がモチーフで、素材は金色の合金のようですが、どっしりとした重量感があり、長い時を経て滑らかに摩耗したとてもよい質感です。
なお、持ち手のキュリクスの片方の取っ手の輪が一部欠けているようですが、その断面も丸く綺麗に摩耗してしまっています。
ヴィクトリア朝より前、ジョージ王朝時代の様式ですので、19世紀初め頃のイギリス製でしょう。
サイズは、印章面が約1.7×1.5センチ、持ち手の高さが約3センチです。チェーンは現行品で長さが約42センチです。
古いものですので、若干の傷や汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。