真鍮の髑髏付き十字架
大変古びて迫力のある大振りな十字架です。作法通り木の芯の周りを金属で覆い、イエス・キリストの足元には髑髏があります。第2次世界大戦以前、聖職者用の十字架にはこのように髑髏が置かれたのですが、ナチスドイツが髑髏をデザインしたマークを使ったため、その後は置かれなくなったのです。従って、こちらは少なくとも第2次世界大戦より前の聖職者用のものと考えられます。また、この深い古色を見ると、さらに古く19世紀のものかもしれません。
イエスが処刑されたゴルゴダの丘にはアダムの骨が埋まっていると言われており、この髑髏はアダムの髑髏であり死を象徴するようです。その上にイエス像がある事で死と原罪の超越を表しているのだそうです。
長い時の流れだけが生み出す素晴らしい雰囲気をお楽しみください。
19世紀から20世紀初頭、フランス製。サイズは約6.4×13センチ、チェーンは現行品で長さが約40センチです。
古いものですので、全体に若干の汚れ、傷みがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。