モルフォの標本箱
19世紀、フランスで装身具などを入れるために使われたガラス張りの箱に、モルフォ蝶を入れてみました。布張りのクッションは、長い時間を経てその綺麗な青が少し色褪せ、繊維が見えてきていますが、その儚く美しい表情は長い時の流れだけが創り出せるものです。
その雰囲気を壊さないために、モルフォ蝶も1950年代に採取された古いものを飾りました。そのため触覚が片方失われるなど標本としては若干の損傷がありますが、宝石などを飾る箱に美しい標本を飾ったかつての好事家。その驚異の部屋に今なお残された一品というような雰囲気をお楽しみください。「どうだい!この青いクッションに映えるこの蝶の青い輝きは!」当時の自慢げな声が聞こえるようです。
箱は19世紀のフランス製。サイズは約18×15センチ、厚さが約6.5センチです。標本は1950年代に採取されたものです。
古いものですので、箱の内外に傷や汚れが、標本にも若干の傷があります。
また、標本はクッションにピンで留められています。配送の振動でずれたり抜ける恐れがありますが、その際はピンの部分を持って修正するか挿し直してください。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。