こちらはコップ型に見えますが、実は高さが12.5センチ、口径が12センチの花瓶なのです。口径が大きくどっしりと存在感がありますので、たくさんのお花を活けても負けません。
素材のオパールセントガラスは青白く光ったり、光の加減でアプリコットの遊色が浮かんだりします。こちらのお品はガラス生地が厚いせいかぼぉっとした色味で、朝靄や夕焼けのような様々な表情が楽しめます。また、ガラスの硬質な感じがあまりなく、柔らかい質感です。

1920年代から1930年代、アール・デコの時代のフランス製です。
古いものですので、小さな欠けや傷があります。