1964年にアルバニアで発行された太陽系の惑星の切手です。水星から冥王星まで、当時、太陽系の惑星とされていた9つの星が、それぞれ、その星にふさわしいデザインで描かれています。まだ人間が宇宙空間に飛び出してから間もなくの頃、人々の星々への憧れと科学の進歩に胸をときめかせる思いが伝わってきます。
また、抑えた色味の星たちのどこかぼんやりと陰をまとう姿は、遠い未知の世界への人々の畏敬の念の表れなのかもしれません。

サイズはそれぞれ約3.3×2.7センチで、9枚のコンプリートセットです。切手の裏に糊がついているので、紙全体がやや反る性質があります。
なお、今回はアラブ首長国連邦に所属する首長国のひとつアジュマーンで「ヨハネス・ケプラー生誕400年」を記念して1971年に発行された切手をおまけにおつけします。
ケプラーは、惑星の運動に関するケプラーの法則を発見した人ですから、この切手セットにはぴったりですね。