マルタ十字と鳩のペンダント
マルタ十字に鳩が下げられるこのデザインは、ユグノー十字と申します。17世紀後半、フランスでナントの勅令が廃止され、プロテスタントであったユグノー教徒への迫害が再開されます。その時に、ユグノー教徒のために考案されたのが、こちらのユグノー十字でした。
この意匠には多くの意味が隠されているのですが、例えば十字の腕木の間をご覧ください。そこに四つのハートの形が見えます。この心臓はもちろん「愛」の象徴であり、4という数字も四人の福音記者を始めキリスト教では重要な意味を持っています。
また、鳩はノアの箱舟のお話に出てくるように「神との平和」を表しているのです。
素材については、売主はシルバーと言っており、チェーンをつける環の部分に極小さなホールマークがあるようなのですが、読み取ることができず、確認はできませんでした。
20世紀前半までのフランス製、サイズは、十字部分が約2×2.5センチ、鳩が約1.2×1.5センチです。チェーンは現行品で、長さが約40センチです。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。