ミュンヘンカレンダー額装1901
ミュンヘンカレンダーの見開きページを額装してみました。ミュンヘンカレンダーはオットーハップという紋章デザイナーが、1880年代にミュンヘンで発行を始めた暦です。当地で大変な人気となり、初年から10,000部以上発行されたそうです。毎年、本当に手の込んだデザインで、その人気も頷けるのですが、各ページに描かれているのは彼の創作ではなく、ミュンヘンおよびその周辺に実在する都市や町、国や貴族などの紋章なのです。
しかし、これは当時の人々が実用した暦なので、中には傷みが激しく綴じがとれてしまったりページが欠落したものもあります。そういったものの中から、デザインのよいページを救出して、飾って楽しんでいただけるようにいたしました。
こちらは、1901年の暦の冒頭の見開きページで、ミュンヘンを首都とするバイエルン王国の隣国バーデン大公国の紋章です。その下には、初代大公カール・フリードリヒに始まる系図が描かれています。
サイズは、額の外寸が約52 × 41.5センチ、絵の部分が約29.5×30センチで、堂々とした絵の雰囲気を生かすために額はシンプルな木製の黒にアクリル板を使用、マットも黒にしてみました。なお、ご紹介している画像は、撮影のためアクリル板を外しております。
元が古い暦ですので、傷みや汚れ、しみなどがございますが、周辺部の切れは極力見えないようにしてあります。また、見開き中央部分には、裏から専用テープによる補修が施されています。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。