レメディガラス瓶「キナ」
皆さんは「ホメオパシー」という言葉をご存知でしょうか。これは日本語では「同質療法」などと呼ばれ、「その病気や症状を起こしうる薬や物を使って、その病気や症状を治すことができる。」という原理のもと、18世紀末にドイツで提唱された医療体系なのです。しかし、現在では、プラセボ効果以上の効果はないという研究結果もあります。
この療法では一般的に「レメディ」と呼ばれる薬が使われるのですが、これは様々なものを希釈、振盪を繰り返した液体を砂糖玉に染み込ませたものです。今回、ご紹介するのは19世紀に製造されたと思われるそのレメディのガラス瓶です。
もちろん中の液体は完全に蒸発しており、乾いた状態で、残っているのは砂糖玉だけとは言え古いものですので、飲んでみるなどということは絶対にしないでください。
こちらは "CHINA OFF." 「キナの皮」で、成人、子どもなどの服用量が書いてあります。
イギリス、ロンドン製。サイズは、高さが栓を含めて約8センチです。
ラベル、コルク栓など、長い時間の経過を感じさせる古い瓶です。オブジェとしてお楽しみください。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。