印章ペンダント「エレン」
透明感のある乳白色のカルセドニーに "Ellen" と彫られています。カルセドニーは石英の結晶が集まって形成された石ですが、それに細かい彫金を施した持ち手をつけ、懐中時計などの装飾でもあり、封蝋に押す印章でもあるためフォブシールとも呼ばれています。懐中時計と言ってもこちらのフォブは小振りで、女性持ちであったと思われます。身につけた時に服装に埋没することなく、しかし、大きすぎることのない程よいサイズです。
持ち手は金メッキよりもはるかに層の厚い金張りで、古色を帯びて鈍い輝きを宿したよい質感です。
19世紀前半のイギリスのものですが、当時、このようなお品を身につけるからには社会的に豊かな階級の方だったはずで、エレンとはどのような人だったのでしょう。「エレンお嬢様」などと呼ばれていたのでしょうか。
サイズは約1.5×1.3センチ、持ち手の高さが約2.5センチです。
古いものですので汚れがあります。
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