ボタン留めの靴
19世紀アメリカ合衆国のボタン留めの靴です。全体のフォルムがなんとも美しく、纏っている古色、実際の使用感も相まって、ついさっきまでこの靴を履いていた女性の気配がするようです。
片方に13個ずつ並ぶボタンもチャーミングですが、実際には毎回このボタンを全て留めて履いていたのですから、大変だったことでしょう。それで、靴のボタンを留め外しする専用の器具もありました。
当時のご婦人が普通に使用されていた靴だったのでしょうが、現代の成人には足幅、足首の太さともにあまりにも小さく、実際に履くことはできないと思われます。人の気配、雰囲気を感じさせるオブジェとしてお楽しみください。
サイズは、足先からかかとまでが約24.5センチ、かかとの底から足首までの最高が約18.5センチです。
時代の割には靴底、縫製ともによい状態ですが、布地に傷み、しみ、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。