フリーメイソンの宝章
フリーメイソンリーにおいて、上位位階をある概念に基づいて並べたものを「儀礼」と呼びます。こちらは「古代公認スコットランド儀礼」の第18位階「薔薇十字の王子」の襟飾り「宝章」です。
冠をいただき、薔薇、十字を配し、その下にはひなに餌を与えるペリカンが置かれています。ペリカンはもともとイエス・キリストの象徴なのですが、キリスト教の理念を積極的に取り入れようとした「薔薇十字」を冠する上位位階ではよく見られる紋章です。さらにコンパスと定規をあしらい、表面はエナメルで彩色され、裏面まで丁寧に作り込まれています。
この宝章を製作したロンドンの "TOYE & Co. LTD" は、19世紀から続くフリーメイソンの用品を製造、販売する会社で、このお品には当社オリジナルの箱がそのまま付いています。
19世紀から20世紀初頭、前半までのイギリス製で、サイズは高さが約6.3センチ、底辺が直線で約4.5センチです。
古いものですので、本体に若干の傷みが、ケースには汚れや傷みがありますが口金はきちんと閉まります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。