カラフとリキュールグラスのセットです。カットされた星たち、青い彩色には素朴で不思議な温かみがあります。素材はガラスなのですが、キリッとした緊張感ではなく、ほんのりと柔らかい雰囲気が漂います。

フルーティーで軽やかな南仏の白ワインなど合うと思いますが、セットのグラスが小振りなので、思い切って日本酒に使ってみてはいかがでしょう。とろりとして口当たりが丸くお米の甘みを感じるような、わずかに黄色味がかったお酒を入れると美しく映えますね。このお品でしたら、少し背伸びをして着飾った女の子のお集まり、ひな祭りの白酒などもよいかもしれません。

19世紀末から20世紀初頭のフランス製。サイズはカラフが蓋も含めて高さが約22センチ、グラスの飲み口の直径が約3.6センチ、高さが約8.5センチです。
古いものですので、カラフ、グラスともに擦れなど若干の傷みが、カラフの内側に少し石灰質と思われる汚れが、グラスの脚に欠けがあります。