新銀河の義眼
ビッグバン直後の宇宙にはほとんど構造と言えるものはありませんでした。やがて密度のわずかな偏りから「構造」が生まれ、その構造から原始銀河が生まれたのだそうです。
こちらの義眼は、本当に美しい菫色、その虹彩外縁に微かな光を宿しているようです。この光を帯びた色味の向こうに、我々は宇宙を感じるのかも知れません。そこに微かに黄色味を帯びた白い大小の塊が見えます。この散りばめられた不均一な構造の世界。ひと時も休まずに変化し続けて、やがてそこに恒星が姿を現わすのでしょう。
中央には深い闇を纏った黒目、その周囲に少しだけ滲む葡萄酒色、その外側にはごく薄いクリームイエローの線が回転するようにうねっています。
全くの想像の世界、全くのフィクションなのですが、この小さなガラス球から永遠の時空に遊べそうです。
ドイツ製、製作は19世紀末から20世紀初頭です。今回は弊店のオリジナルシールを貼った紙箱に入れてお届けします。そのため、品物はこれまでと同様のものですが、お値段をお引きしてあります。箱は一辺約4.5センチですので、サイズの目安にしてください。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。