春の朝の義眼
春の朝は薄靄を通して届く光と青空です。まだ気温は低いのですが、空の青さは十分な光を含んでいます。光を帯びた色の粒子が、これから始まる気温の上昇、柔らかい風と光の世界を予感させるのです。
こちらの義眼は、虹彩外縁がたっぷりと光を含んだ薄い青、黒目の周囲からは、ごく薄いクリームイエローの線が立体的に湧き上がっています。この薄い青は、実に清々しいのですが、冬の張り詰めた緊張感ではなく、明るい柔らかさはやはり春が相応しいですね。
ドイツ製、製作は19世紀末から20世紀初頭です。今回は弊店のオリジナルシールを貼った紙箱に入れてお届けします。そのため、品物はこれまでと同様のものですが、お値段をお引きしてあります。箱は一辺約4.5センチですので、サイズの目安にしてください。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。