大ぶりなケースに見事なモルフォ蝶の羽が入っています。羽は天然のものですので、モルフォ蝶の装飾品は1点ずつ表情が違うのですが、こちらは輝く青から紫がかった濃紺まで、角度と光の具合でお楽しみいただけます。また、羽の模様が独特の立体感を生み、その筋によって全体が光沢を放つ水色と青に分割される瞬間もあります。

元は裏にピンがついたブローチだったのですが、その部分が破損しておりましたので、新たに環をつけてペンダントに仕立てました。その細工は工房浮草さんに依頼しましたが、古い現物を見ながら手作りしていただき、雰囲気を損なわないとてもよい仕上がりになっています。
もともと大きめのお品だったので、珍しい縦長のペンダントとして見事に蘇りました。

1920年代のイギリス製で、ケースはスターリングシルバーです。サイズは約1.5×4センチ、チェーンは現行品で長さが約50センチです。
古いものですので、若干の傷と汚れがあります。