この世の終わり「貸し飛行機屋」
「この世の終わり」シリーズのポストカードはいかがでしょう。ここには1910年にハレー彗星が地球に最接近した時の狂騒劇が面白おかしく描かれています。当時、ハレー彗星の尾には毒があると言われ、その毒消しの「彗星薬」が売れたり、全財産を使い果たす人や自殺者までも出たとか。
こちらは飛行機を貸す、貸し飛行機屋さん。飛行機はみんなふらふらと空に浮かび、逃げないように紐で繋いであります。なんだか夢に出てきそうですね。単葉機がまだ沢山あるように見えるのですが、みんな複葉機に殺到し、乗せてと拝んでいる女性までいるのは、翼が多い飛行機の方が人気だったのでしょうか。おじさんの横にある瓶には燃料が入っているようで、「月までひと瓶で十分!」と嘘八百が書かれています。
隅々まで凝っていて、当時の雰囲気を知るものとしても面白いのですが、イラストレーションとしても可愛いですよね。当時の人々は大真面目だったのでしょうが、ファンタスティックでなんだか楽しそう!
1910年代、フランス製。サイズは約14×9センチです。
古いものですので、切れや折れ、剥がれや汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。