とろりとした月光色のカルセドニー（玉髄）で出来た印章はいかがでしょう。ヴィクトリア朝のイギリス製で、上半分にはライオンの紋章、下半分には、おそらくMとDのイニシャルが刻まれています。このイニシャル部分が少しガサガサした手触りで、どうやら後から手を加えようとした形跡があります。しかし、その理由も真相も今となっては分かりません。一体この紋章にはどのような物語が隠されているのでしょう。

台座は金メッキか金張りだと思われます。19世紀、イギリス製。
サイズは、印章面が約1.8×2.3センチ、持ち手の高さが約3センチです。チェーンは現行品で、長さが約50センチです。