"New & Easy"と謳う手品の本です。しかし、それは次のように始まるのです。「皆さんはこれまでにも手品の本を読んだことがあり、手品をして見せたこともあるでしょう。そして、手品なんて簡単だと思っていることでしょう。しかし、拍手喝采を送りたい、もっと手品を見たいと願う観客を前にした時、手品はそう簡単ではないのです。」

そして、手品師と言えばまずはトーク、次に道具です。タネも仕掛けもあるんですね。さて、導入に適した手品から始めましょう。掴みがオッケーなら、次はカード、コイン、おもちゃを使った手品からなんでもござれ、魔術の乱れ撃ちと相成ります。

読みやすい英語で書かれていますから、お読みいただいて楽しんだ後は周りの皆さんを楽しませてあげてはいかがでしょうか。

ちなみに、見開きには他の手品の本の宣伝もたくさんついていますので、ご興味のある方はそちらもどうぞ。

Norman Hunter 著、1925年、ロンドンで出版されています。サイズは、約12.3×18.5センチ、厚さが約1.2センチです。
表紙、背表紙には破れ、傷みがありますが、本文は大きなダメージもなくちゃんと読めますし、魔術で突然文字が消えたりもしません。