幻灯機スライド(月相)
19世紀英国製の天文系ガラススライドはいかがでしょう。19世紀から20世紀にかけて天文学の講義などで使われた幻灯機用のガラススライドです。当時はテレビやモニタが無いので、幻灯機で大きく映して説明をしたのでしょう。今では使い道の無い技術ですが、スライドは美しいものが多く、コレクションにもぴったりです。
こちらのスライドは、まず月の満ち欠けを描き、さらに満月、半月、新月を描いています。黒く塗られたガラスに浮かび上がる月は、心を惹かれるよい雰囲気です。19世紀当時、月面写真は既にあったのですが、解像度が低く、スライドには使えなかったようです。そこで、拡大投影を前提に手描きすることになり、地球も月面も「一生懸命に」と言いたくなるような描かれ方ですが、このような手作りの天文系幻灯機スライドは大変珍しいお品と言えます。
古いものですので、ガラスに汚れがあり、像にも若干の欠けがありますが、画像は概ね見ることができます。
このガラススライドを美しく見る為の幻箱も、それぞれサイズに合わせてレギュラー、中型、大型と別途販売いたします。知的なインテリアや間接照明としてもお楽しみ頂けます。こちらのスライドを展示するためには「大型」の幻箱をお選びください。
サイズは木枠外寸が約37.8×9.7センチ、厚さが約0.5センチです。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。