手相のイラストが描かれ、「リンパ質」「多血質」のような4気質による体質診断の影響を感じさせる記述、そして「月の7」などの記載は占星術からでしょうか。また、それぞれのカードの正位置、逆位置にある言葉はタロットカードを思わせます。

この手相を中心とした占いのカードのオリジナルは、18世紀、フランス宮廷の占い師であったマドマゼル・ルノルマンとアデル・モロー婦人が創り出したもので、こちらのカードは20世紀初頭に製作されたものと思われます。

箱はありませんが56枚のコンプリートセットで、サイズは約6.2×11.7センチです。
古いものですので、カードの縁に傷みがあります。