「スキーヤーと登山者の山の歌」と題された小さな可愛い本に山の歌がいくつも載っています。しかし、この本の魅力はそれぞれの歌に添えられた愉快なイラストレーションの数々でしょう。

表紙を開けると、まず熱唱する登山家が迎えてくれます。そして、杖を片手にさあ出発！雪山の雪だるまムッシューはパリに着く前に溶けてしまいそう。ヒマワリに雪が積もって「小休止」の立て札。10ページまででこの調子。その後ものんびりしたり、事件が起こったり、山の旅は続きます。

出版年の詳細は不明ですが20世紀中頃までのフランス製。サイズは約8.5×11センチ、厚さは約1センチです。
古いものですので全体に傷みがあり、綴じが緩くなっています。