青い毒薬瓶(小)
青く美しいガラス瓶ですが、かつて英国では青は毒の印でした。その毒性から相続争いを終わらせるために使われ「相続の粉薬」と呼ばれたヒ素は、当時、その溶液を美白のための洗顔にも使っていたのです。また、日本にも昔からあった殺鼠剤など、普通の家庭にも危険なものが身近にあったため、この美しい色は誤用を防ぐ警告でもあったのでしょう。
元はコルク栓があったと思われますが、それは失われています。もちろん綺麗に洗ってあります。その上古いものですので、毒は付着しておりません。空き瓶としてお楽しみ下さい。
19世紀、イギリス製。サイズは高さ約8センチです。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。