「神秘の秘宝」というカバラの本はいかがでしょう。元々が簡素な本で、さらに状態もあまり良くないのですが、謎めいて興味深い内容です。魔女のような女性が蛇にトランプを引かせている不思議な表紙のこの本は、中にたくさんの神秘的な図版を収録しています。

綴じが一度全て解けてしまったようで、ページの並びがバラバラになっています。そのため、全ページが揃っていることを保証できませんので、ご了承ください。

西洋の象徴的なイメージや、数秘術のような数字の表、人間とも獣ともつかない人相の図象……占い方面に専門的なイタリア語で書かれているようで、内容はよく分からないのですが、風変わりで興味深い本だと思います。詳しい方がご覧になればきっと面白いのではないでしょうか。

1911年、イタリア、ミラノにて出版。表紙が約12×19センチ、紙束の厚さは約3センチです。