オパールセントガラスの香水瓶はいかがでしょう。ティファニーの一族のひとりによって19世紀末に開発されたとも言われているオパールセントガラスは、角度によって青白く光ったりピンクやアプリコット色の遊色が見えたりして夢のように綺麗です。

こちらはサビノ工房のものでサインもあります。マウリス=エルンスト・サビノはフランスのガラス工芸家で、オパールセントガラスを得意としました。順光で見ると青白く浮かび上がり、逆光で見るとまさにオパールのような虹色が見えます。この幻想的な美しさをぜひお手元でご覧下さい。

こちらのお品はやはり光があたったときのアプリコットの美しさでしょう。
本体に植物のレリーフが施され、その微妙な歪みのせいもあり、順光で青白く浮かんだ時には、後ろに引く影は夢の中の陽炎のようです。また、逆光の時はガラスの中に青白い塊とアプリコットの光の筋が、動きに連れてゆらゆらと揺れ動きます。色の濃さも刻一刻と変化し、幻想的なオランジェブルーの世界です。

1920年頃フランス製。サイズは、横幅の最大が約7.5センチ、高さが約15センチです。