書籍「鳥類の博物学」
これは鳥に関する自然科学の本で、リモージュの司教によって承認されたキリスト教と道徳の叢書との記載もあります。冒頭の子供たちに鳥の剥製を見せている美しい挿絵が入っています。装丁も大変美しく、飾っておくだけで絵になります。
光沢のある紫の地に金色の複雑な凝った装飾が見られます。花や茎が絡み合う意匠は自然が生み出す造形を象徴しているようです。また、キリスト教に関する記載もあることから、自然の営みも神の御わざとして受け入れ、取り込もうとしているかに感じられます。
装丁を見ながら、19世紀前半に暮らす人々の空気に想いを巡らしてしまう。そういう本をどうぞお手元に置いてお楽しみください。
1847年、フランス、リモージュにて出版。サイズは約11×18センチ、厚さは約1.5センチです。
古いものですので、傷みやシミなどがあります。
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