日時計付き方位磁針
日時計の付いた方位磁針はいかがでしょう。蓋を開けると真鍮の器具があり、それを立てると日時計になります。詳しい使い方は分からないのですが、とても良い雰囲気で面白いものです。
日時計の一部に水鳥のような意匠が組み込まれ、その嘴で目盛りを指し示すようになっています。このパーツは機能的には鳥である必要は無いと思うのですが、こんなちょっとした遊び心が楽しいですね。目が丁度留め金具になっている所も面白いです。このコンパスはどんな旅に同行したのでしょうね。
携帯する際に方位磁石の針を固定する装置のつまみが失われているようで、売主からはつまみの代わりに小さな釘が付属してきました。この釘はオリジナルではありませんが、差し込めば針は固定できます。しかし、針がケースの中で台座から抜け落ちそうになる場合があるので、強くゆするなどのハードな携行はできないかも知れません。これまで、ケースを傾けてみたり、色々と試してみた限りでは、針が台座から抜け落ちることはありませんでした。
19世紀フランス製。サイズはケースの直径が約6センチ、閉じた際の厚さが約1.5センチです。
古いものですので、ガラス面内外に若干の汚れがあり、ケースに若干のへこみもあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。