銀の裁縫セット
19世紀ドイツの銀の裁縫セットはいかがでしょう。薔薇や忘れな草、ヤドリギが施された道具類はシルバー800。どれも良い状態です。テレビもネットも無い時代、針仕事はご婦人方の大切な楽しみだっのでしょう。ですからこんなに凝った道具が作られ、代々愛用されて来たのでしょうね。
銀の道具にベルベットとサテンの箱……実用品にここまでの装飾性は必要無いのかもしれません。けれどこんな優雅な道具を使って、昼下がりに窓辺で刺繍をしたら、きっと満ち足りた気分になるのではないでしょうか。いつか誰かが使った道具には、そんな幸福な記憶まで宿っているような気がして来ます。
三日月と王冠のホールマークがありました。買い付けはフランスですが製作はドイツのようです。また蓋の裏側の白いサテンの部分に若干の錆の跡が見られます。それ以外は良い状態で、ハサミの切れ味も素晴らしいです。
サイズは、箱の外寸が10.7×16.3センチですので、目安にして画像をご覧ください。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。