古いフランスの指ロザリオです。ロザリオはラテン語の「ロザリウム(薔薇の冠)」が語源とされていて、祈りながら数珠を繰る様子が薔薇の冠を編むようだからだと言われています。指ロザリオはロザリオが使えない場面などで祈りを捧げる為のもので、指に嵌めてくるくる回して使います。

この指ロザリオには銀を検定する蟹の刻印があり、これは1838年からパリ以外の銀製品に使用されたもので、シルバー800を表しています。

サイズは、指ロザリオの内寸が直径約2センチ、外寸の最大が約4センチで、純度80%の銀製です。古いものですので、指ロザリオ本体に使用感があります。