携帯用顕微鏡よりさらに小さなポケット顕微鏡はいかがでしょう。小型プレパラートを挟み、明るい方を向いてレンズの焦点を合わせると、試料が見える仕組みです。現代の顕微鏡には及びませんが、今でもしっかり見えます。難しい操作は必要無く、簡単にお使い頂けます。付帯の箱の裏の英文の使用方法に、倍率50倍との記載があります。

プレパラートが3枚(苔、トンボの羽、トンボの皮膚)とレンズの入ったものが2枚、何も入ってないプレパラートが1枚入っています。プレパラートの文字が半分英語、半部フランス語になっていますが、英語が少し間違っています。顕微鏡はイギリスのものですが、使っていたのはフランスの方のようですね。

拡大写真はiPhoneのカメラで撮ったものですが、実物はもっとしっかりハッキリ見えます。顕微鏡本体は真鍮製。倍率の調節は付属のレンズ付きプレパラートでするようです。とてもコンパクトで機能的な顕微鏡で100年前の苔やトンボを見てみて下さい。

20世紀初頭、イギリス製で、サイズは長さが約4.7センチ、直径が約2.5センチです。
箱は蓋と本体の繋ぎが切れて分離しています。