1871年ドイツのハンブルグで出版の一般向けの天文古書「Der Himmel（天空）」です。親子三人が空を見上げて日蝕を見ている様子の表紙が素敵です。中にはカラーイラストや折り込みページもあって盛りだくさん。美しいフラクトゥールで書かれた本文も優雅です。

背表紙は金の箔押しで、本棚に立てておいても格好いいです。小口はマーブル染めですがかなり薄くなっています。フラクトゥールのドイツ語が読めないので内容はよくわかりませんが、初歩的な天文の知識が書いてあるようです。

サイズは約17.5×25センチ、厚さが2.5センチで、背表紙に切れ、全体に傷や汚れがあります。