月のマイクロフォトグラフ
プレパラートの中のゴマ粒ほどの小さな点……これを顕微鏡で覗くと、なんと月が見えます。ミクロの中のマクロとは奇想天外でファンタスティック! これはマイクロフォトグラフというもので、1852年にイギリスで発明された写真技術です。日本で言うと幕末にこのような技術があったとは驚きですね。
当初は遊び心から作られましたが、後に普仏戦争で機密情報を転送される為に使われました。スパイ映画などでよく見る「マイクロフィルム」の走りですね。ラベルには「ロス侯の大望遠鏡によって観測された月の画像・顕微鏡の為の驚異の写真」とあります。
サイズは約2.5×7.6センチ、ラベルに汚れ、痛みが、ガラスに小さな欠けがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。